築古の家のつくり 10分版

『建物できるまで図鑑 木造住宅』の章の順に、昭和40〜60年代の家で「何を見るか」だけを抜き出したもの

図鑑 01

1. 基礎(家の重さを地面に伝えるコンクリート)

布基礎=壁の下に帯状に続くコンクリート。換気口=床下に風を通す四角い穴。無筋=中に鉄筋が入っていない。

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4面の基礎を撮る。換気口が植木・室外機・物置・土で塞がれていないか。基礎の泥はねの線。

図鑑 02・09

2. 土台と床組(基礎の上の木と、床の骨)

土台=基礎の上に載る最下段の木。大引(おおびき)=床を支える太い横木。根太(ねだ)=その上の細かい横木。束(つか)=大引を下から支える短い柱。

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かかとで歩いてふかふか・床鳴り。玄関の上がり口と廊下の両端で傾き。窓・ふすまの開け閉め。床下点検口が無ければ「畳を1枚上げていいか」と聞く。
自分でできる/できない
鋼製束(1本500円)で床の沈み矯正、12mm合板の重ね張り(6畳4〜8万)はDIY可。土台の交換は工務店の仕事(1mあたり2〜5万、ひどいと100万超)。

図鑑 03〜05

3. 柱・梁・筋交い(地震に耐える骨組み)

筋交い=柱と柱の間に斜めに入れる材。横揺れに耐える。耐力壁=筋交いや合板が入った「効く壁」。新耐震=1981年6月以降の基準。

市無料診断改修の補助電話
下関市あり費用の4/5・上限115万円(受付 5/18〜10/30)建築指導課 083-231-1380
宇部市30戸80%・上限115万円(5戸)建築指導課 0836-34-8434
山陽小野田市あり80%・上限115万円(今年度は終了)建築住宅課 0836-82-1167
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建築年(昭和56年5月以前か)と増築の有無。図面があれば筋交いの印(斜線)。
自分でできる/できない
筋交いと合板の追加は材料10万以内でやった大家さんの例あり。ただし 先に無料診断で「どの壁に足すか」を出してもらうのが順番。場所を間違えると逆効果。

図鑑 06・07

4. 小屋組(屋根の骨組み)

垂木(たるき)=屋根の勾配に沿って並ぶ角材。野地板=その上に張る板。ルーフィング=野地板の上の防水紙。

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屋根裏の雨染み・光漏れ・カビ・断熱材の有無・動物の痕跡。

図鑑 08・第2章 屋根葺材

5. 屋根と軒

谷樋(たにどい)=屋根2面が合わさるV字の板金。下屋(げや)=1階だけの低い屋根。軒天=軒の裏側の板。

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屋根には上がらない。望遠で棟の蛇行・漆喰の剥がれ・瓦の割れ。軒天のシミや剥がれ、雨樋の外れと外壁の垂れ跡。室内では照明を消して天井にライトを斜めから当てるとシミが浮く。

図鑑 第2章 外周壁

6. 外壁

モルタル壁=板と金網の上にセメントを塗った昭和の定番。チョーキング=触ると白い粉がつく=塗装の寿命。

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軒の短い面・北面。トタンなら錆の筋が下に伸びていないか。サイディングなら目地のゴムの割れ。

図鑑 第2章 間仕切壁・天井

7. 内壁と天井

真壁(しんかべ)=柱が見える和室。土壁=竹を編んだ下地に土を塗った壁。プリント合板=木目を印刷した薄いベニヤ(昭和の家に必ずある)。

自分でできる
土壁の上塗り(6畳DIY 5〜8万、業者15〜20万)、天井板の塗装。

図鑑 第2章 床・サッシ・建具

8. 床と建具

図鑑にはない

9. 設備(水・電気・ガス・断熱)

まとめ

10. 現地で見る順(18項目の短縮版)

  1. 外周4面: 基礎のひび・換気口・泥はね・蟻道
  2. 外壁: ひび(名刺)・浮き・白い粉・錆の筋
  3. 屋根(望遠): 棟・瓦・谷樋・下屋の境目・軒天・雨樋
  4. 窓の配置: 南面が窓だらけで四隅に壁がないか
  5. 中に入って: かかと歩き、玄関上がり口と廊下でビー玉、建具のすき間
  6. 天井のシミ、押入れの天袋から屋根裏
  7. 壁を叩く(土壁のポロポロ、合板の反り)、浴室と玄関の木枠を叩く
  8. 蛇口・メーター・排水桝・便器の中(弁があれば簡易水洗)
  9. 給湯器の製造年、分電盤の電線の本数
  10. 聞く: 建築年と増築、図面、雨漏りとシロアリの履歴、ガス設備の持ち主、上下水道の状況
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